2013年11月04日

HP更新できなくてごめんなさい!

早いもので、25年も11月です。
病院から在宅(生活の場)への移行支援をどのように進めていく事が、患者さん、地域に暮らす方にとって幸せにつながるのか、
多くの医療機関の看護師たちが、動き始めています。
目指す事は「退院すること」ではなく、患者さんの望む暮らしにつなぐこと、患者さん自身が前を向いて生きる事を決め、生活の再構築をすることを支えることです。

 
多くの病院のアドバイザーとして関わる中、診療録、患者さんのカルテの工夫が必要だと思います。
患者さんが、決めていく上で、最初に必要な事は、「医師からの病状説明、今後の予測に基づいた生活のイメージをする事」です。
医師の教育の問題もあるのか、「IC内容の記録」がない、どこに記載してあるのかわからない、
退院支援の場面で、外来や入院中の記録を、あちこち探して、その時の看護記録とも照らし合わせて「患者さんのその時の様子、思い」を考える作業が必要です。

 
患者の基本情報、いわゆる住所や保険情報などと同様に「患者への説明内容・受け止め・今後についてどのように考えておられるか」といった『意思決定支援』に
関わる内容を、いつでも、見れるように工夫していかないとダメだなと考えています。
 
がん患者だけではなく、難病の方、高齢者の方でも、事前に患者の思いや願いを聞いていく事で、本人が意思表示できない時に、「患者さんの最善を考える」上での重要な情報になると思います。

もちろん人の考えも変わるし、揺れるのは当然です。
定期的なフォローもしつつ、医療現場だからこそ、患者さんへの「アドバンス・ケア・プランニング」が提供できる場面になるのではないでしょうか?


宇都宮宏子    11月4日 秋の京都  少しづつ色づいてきましたよ!

posted by 宇都宮宏子オフィス at 09:12| 宏子のつぶやき