2018年03月01日

伏見区で主任ケアマネと研修会

2018年2月9日(金)

今日は、お昼から、京都市伏見区にある『深草べた焼の会』が企画開催してくださった『深草ケアマネ研修会:おうちへ帰ろう!おうちで暮らそう!〜2回シリーズ〜』。第1回目は、伏見区で、在宅がんばっている開業医高安先生、第2回目が私でした。「べた焼の会」は、深草地域の主任ケアマネが集まって、あるお店のべた焼を食べながら、情報交換したりしたことから、始まった集まりなんだって!いいね、やっぱり飲み会は大事です。
 ミニレクチャーの後、近隣の5か所の医療機関から、地域連携室で退院支援に従事するナースやMSWから、「自院の退院支援の流れ」を、プレゼンしていただき、宇都宮が突っ込み・深める形で、「入院時連携はどうしてる? 退院決まってから連絡するんじゃなくて、入院して7日目位に『入院時カンファレンス』、そこで、医学的状況判断の共有と、方向性を皆で話し合う場面を持って、在宅支援チームと病院医療チームが、協働して(連携ではない!)在宅移行支援に取り組もう」と、話しました。
すでにケアマネ・地域包括が関わっている患者の場合の、協働のモデルです!
入院時情報提供は、次期改定で、持参もFAXも単位数が同じになったけど、7日以内(これくらいするとある程度、医療的な見通しが立つ)に、「ケアマネ&退院調整部門&病棟ナース」で3者面談して、方向性共有をする。可能なら医師からの病状説明に同席して、その後話し合う。ここから関わると退院決まってからバタバタしなくていいんです。

京都は、平成20年から、看護協会で退院支援看護師養成研修をやってきたので、看護師がMSWとタックを組んで退院支援に取り組むこと、3段階のプロセスにそって、在宅支援チームと連携・協働することを、普及し続けてきたから、ついつい病院メンバーには、厳しいことも言ってしまいました。(ごめんね)
「医療介護連携推進事業」がこの4月から始まりますが、残念ながら、京都市は、どうも、医師会に丸投げです。
だからこそ、地域包括支援センター・主任ケアマネ・病院地域連携室が、しっかりお互いの強みも弱みもわかって、手をつないで頑張らんとアカン。次年度は山城圏域から、南丹地域での在宅移行連携推進事業に取り組みます。(京都府看護協会)
知っているケアマネ・地域包括・病院ナースたち、地元の仲間たちと、これからもファイト!



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在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス

600-8076 

京都市下京区泉正寺町470-1 ARK洛央101

posted by 宇都宮宏子オフィス at 16:16| 講演報告

2014年11月03日

活動報告

HPでの講演会報告ができなくてすみません。
facebookで講演会や活動の中で感じたことアップしていますので、こちらをのぞいてみてください。


11月は学会や研究会の全国大会での講演やシンポジウムも多く、普段退院支援に関わっていない人も聴いてくださる事も多いので、
理念を丁寧に伝えたいと思っています。

退院支援から、在宅療養移行支援へと発展し、地域包括ケアシステムを実現するために、看護が取り組むことを伝えていますね。
「地域居住の継続」、これは年をとっても、病気になっても、障害を持っても、今までの暮らし、生活の場で生ききれるという事です。

入院や医療がプラスされることで、人生や生活を遮断してきた事実を一番知っているのは病院のナースです。
医療のあり方を再考する時代に来ています。

医師が・・・とか、国民の意識が・・・・とか、誰かに原因があるといったり、責任を押し付けるのではなく、
いずれ、私も当事者、私が受けたい医療、私が暮らしたい町へ、、みなで一緒に考え、創りあげていきたいですね。

2014年11月3日 京都にて
posted by 宇都宮宏子オフィス at 18:28| 講演報告

2014年04月13日

2014年 4月12日(土) SSKセミナー in渋谷「退院支援・外来在宅支援」 

新社会システム総合研究所 企画今年で4回目になります。
全国から200名近い方が参加されてました。

退院支援、退院調整の違いを理解して、3段階プロセスに沿って院内の役割分担を考えていく。
外来での在宅療養支援、入院回避をすることで、今のQOLを落とさない。
地域とのネットワーク構築については、全国での活動を紹介しました。

大事なことは、

「後追いの退院調整から、治療と同時に進める退院支援へ」

「在宅療養移行の目指すものは『ベッドコントロールのための収容先探しではない、地域居住の継続(aging in place)である』
地域でその人らしく暮らすために何が必要かを考えようという事。

この二つです。



私の講演は、「追っかけしてます!」なんて言ってくださるナースもいるのですが、まだまだ「目からうろこでした」という反応も多いです。
院長や連携室担当の医師からは、「何とか看護師を中心に進めていきます。
医師の役割もよくわかりました」、と言われて嬉しかったです。



自施設がある地域の訪問看護やケアマネ、地域包括交えて事例振り返りをしましょう。
お互いの強み弱みを知って、「暮らし続ける事の出来る地域へ、そしてその延長線で逝ける地域へ」
私たちも、必ず当事者になります。私が受けたい支援を、私の大事な人が受けたい支援を、地域で作っていこう!



posted by 宇都宮宏子オフィス at 13:01| 講演報告