2015年11月01日

京都での活動

FBから

京都府看護協会では、基金事業として「在宅を支える体制整備と相談事業」に取り組んでいます。看護管理8月号(医学書院)にも紹介しています!

 私も関わらせて頂いている一つの事業の報告です。

 山城地区(京都府南部)での「在宅療養地域推進会議」
病院看護管理者・訪問看護所長・介護施設ナース(看護職能U委員)・山城北・南保健師が集まり、「がん患者さんの在宅療養移行」を、5つの病院の事例振り返りを中心に、この地域の特徴も踏まえ、外来・入院時・訪問看護導入時・介護施設との連携等、「分岐点」を意識しながら、地域で共有したいコンセンサスや知識を、みなで議論しています。

6病院からの事例を受け、地域で活用できる「事例から『おうちへ帰ろう』を叶えるヒント集(案)」を作ります。
「看護サマリー」のようなものではなく「在宅療養移行看護連携シート(案)」も作成していこう、
病院〜訪問看護、だけではなく、「介護施設」〜病院  の場面でも使えるもの。
特養とか、介護施設では、びっくりするくらい「医療情報」が少ない。病院とは違うけど、「暮らしを、最期の時までを支えるために必要な医療・看護情報」あるよね。


この地域でよくみられるパターンですが、がんと診断されると、京大・府立、そして医療センターと京都市内でがん治療受けに行く。...
そして、治療の限界が見えると、「もうそろそろ地域で」と、医師からの紹介状1枚持って、地元の外来に患者は来ます。
いろんな思い(くやしさやそれでも残された時間でやりたいこともイメージしつつ)を持って外来受診、でも「頑張ってきましたね、これからは私達があなたの暮らしを、願いをサポートしますよ、一緒に考えていきましょうね」とナースや医師の言葉かけがないまま、外来通院をして、「緊急入院」で最期を迎えています。

「がんと向き合いながら、それでも自分らしさを何とか持ちながら、この町で生ききりたい」をナースとして支える、つなぐために何が必要かを、会議で議論してきました。ナースだけでは乗り越えられない病院医師の問題も見えてきた。
でも、私は、この間の会議を通して、熱く語る仲間になったことが何より嬉しいです。
看護協会の二人の常任理事ががっぷりかかわってくれている事も、大きいなあ、
年度末には府民公開講座も予定しています。ファイト!京都のナース達!


色づき始めた京都から  2015.11


posted by 宇都宮宏子オフィス at 10:01| アドバイザー事業の活動日記

2015年03月19日

27年度

3月19日、京都です!
春を感じる空気は、嬉しいですね。
大好きな沈丁花も香りだしていますね。

明日から、北海道ツアー(室蘭〜札幌〜旭川〜札幌)ですから、まだ冬物コートは必要ですけどね。

おかげさまで、独立して3年が過ぎようとしています。
感謝の毎日でした。
京大病院で退院支援を実践していたのが、ずいぶん前のような気もします。

今年は、4月からは、京都での活動が多くなります。
それでも、東京都の退院支援協会事業も、いよいよ育成事業も開始しますから、江戸でも頑張ります。

独立後、3年、2年とアドバイザーとして入らせて頂いた東京の病院が、今月で終了しました。
ですから、毎週東京入りは、ひとまず終わりです。
二つの病院とも、看護部長が、しっかりとした理念をもって、お声をかけてくださったので、お引き受けしましたが、私自身も
いろいろ勉強になりました。やはり目の前に患者さんがいないと、机上の空論になりますからね。
27年度は兵庫県の病院に入らせて頂きます。

研修は、4月以降も、北は北海道、南は沖縄まで伺います。市町村単位の研修も増えています。
顔の見える仲間が一緒に講義を聴いて、その地域の事例を振り返りながら、お互いのお強み、弱みを知ってつながるといいよね。

既にスケジュールはパンパンで、ご迷惑かけていますが、新しい出会いも、そして、2回目、3回目でスッテプアップしたみなさんとの
出会いを楽しみにしています。



posted by 宇都宮宏子オフィス at 18:33| アドバイザー事業の活動日記

2014年06月13日

看護管理者で取り組める退院支援システム構築

26年度診療報酬改定の影響かな。
医療機関看護管理者からの講演依頼が例年以上に増えている。
26年度は、すでにスケジュールはパンパンですので、まずはご自身で病院の現状を整理してみましょう!

1.地域連携室、医療福祉相談室、様々な名称で、退院相談に対応していた部署があるはずです。
  院内で孤軍奮闘してたMSWや、看護師に院内の課題をヒヤリングして整理する事から取り組みます。

 看護管理者の方は、頭の中で「入院決定〜入院後第1・2・3段階」をイメージして、現場からの意見を
 整理してください。
 緊急入院と計画(予定)入院は当然第1段階は違ってきます。

 実務者が、対応している患者の退院困難要因がどこにあるかも、確認してください。
  医療的な問題が大きいのか、社会的な要因による事なのか。


2.自院の機能・病床数・高齢者(75歳以上)の占める割合、これは病棟別で出す
  病棟・診療科によって、退院困難患者に特徴があります。
  病棟管理者からのヒヤリングで整理できます。
  
  同法人で在宅事業を展開している時は、訪問看護やケアマネ事業所からの評価を聞く。
  「胃が痛くなる話」もたくさん聞こえます。でも、まずは地域から見える問題を表に出して
  そして、自院で解決できること、地域と協働で取り組むこと、住民との合意形成が必要な事
  解決に向けた戦略を立てます。
   
3.退院支援に看護師が取り組み始めると実は、看護提供そのものの課題が浮き彫りになります。
  いわゆる病棟で「ケアコーディネター」が不在という事です。
  受け持ち看護師が機能していない、看護がチームで動けていないという事です。

  そして患者に寄り添う看護ができない状況が見えてきます。

4.退院調整看護師やMSWは、実は地域も含めた「ケアコーディネーター」です。
  病棟や外来での「ケアコーディネーター」は看護チームの重要な役割です。

このプロセスで、まずは看護管理者が動き出してください。
退院調整看護師は看護のプロです。
是非、一歩を踏み出してください。


 そして病棟・外来で提供される看護も、「病院完結」から「地域完結」へとシフトする時代です。

26年度はこの流れで進めてみてくださいね。





 
   
posted by 宇都宮宏子オフィス at 17:40| アドバイザー事業の活動日記