2018年04月06日

全国在宅医療医歯薬連合全国大会in京都!

『全国在宅医療医歯薬連合全国大会』昨年、東京で第1回目開催されました。
在宅医療やっている医師・歯科医・薬剤師それぞれの「在宅療養支援連絡会」の合同大会です。もちろん訪問看護師・ケアマネさん・ケアワーカー多職種の皆さんと、ワイワイ集まって、在宅医療推進に取り組もうとできた会です。そして、なんと第2回目は京都です!
昨年の東京会場で、「意思決定支援・ACPのこと、やりたい!」と意思表明して、企画させて頂きました。
「暮らしの場でこそ、わたしの思い・願い・大事なこと、語れる、、思いをちゃんと病院とも共有して、QOL・QODを守っていきたいなあ。」
福井の紅谷先生(実は高志高校の後輩なんです)、京都で頑張っている訪問看護師西尾さん、ケアマネの川添さんから現場のお話を聴きながら、皆さんと熱〜いディスカッションしたいです!

ききょうの花マーク、「MOTTO ZAITAKU IRYO」(もっと在宅医療)ロゴは、大竹伸子さんがお母さまの思いをもとに作られた『ききょうの花』です。
素敵でしょ?
 太田秀樹先生達の在宅医療を受けて、おうちでお母さまを看取られた大竹さんが、「もっと在宅医療を広げていきたい」とプロジェクトを立ち上げて、応援してくださっています。
京都で、お待ちしています!



 
posted by 宇都宮宏子オフィス at 17:10| アドバイザー事業の活動日記

aging in place(地域で暮らし続ける)の実現するために!

平成19年、初めてこのガイドラインが出された時、「意思表明のできなくなった難病の方」の医療選択の場面、病棟医療チームと、わたしとMSWとで、ガイドラインを読み合わせして、取り組みました。
あれから、2回目の改定です。


病院へ搬送されてくる患者が75歳以上、いや、80歳以上の方が占める割合が、ドンドン高くなっています。
初めて会う救急の医師や、ナースに「どうしたいですか?」と聞かれても、答えられないし、家族もわからない。代理決定を迫られる家族の苦悩もあります。
改定のポイント、厚労省のHPに書かれているものです。

今、何度も読み返している本『緩和ケアという物語〜正しい説明という暴力』 京大時代、一緒に緩和ケアチーム(がんサポートチーム)を立ち上げた、岸本寛史先生著。
とてもいいです。次月のACP研究会で、講義とメンバーとのディスカッションお願いしています。
ACPは、主語は私、本人、、間違っても医療者を主語にしてはアカン。

落ち着いている時だからこそ、なじみのおうち(家に替わる住まい)だからこそ、「わたしの思い・願い」が語れる。
5月27日(日)15時から、『全国在宅医療医歯薬連合全国大会in京都』、宇都宮座長でシンポやります。
5月12日(土)第155回ホスピス研究会『尊厳ある生を実現させるために』清水哲郎先生とご一緒させていただきます。

ガイドライン、しっかり読み込んでおきたい。

【主な改訂のポイント】    厚労省HPより〜

高齢多死社会の進展に伴い、地域包括ケアの構築に対応する必要があることや、英米諸国を中心としてACP(アドバンス・ケア・プランニング)の概念を踏まえた研究・取組が普及してきていることなどを踏まえ、以下の点について改訂を行った。

1 病院における延命治療への対応を想定した内容だけではなく、在宅医療・介護の現場で活用できるよう、次のような見直しを実施
・ 「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に名称を変更
  ・ 医療・ケアチームの対象に介護従事者が含まれることを明確化

2 心身の状態の変化等に応じて、本人の意思は変化しうるものであり、医療・ケアの方針や、どのような生き方を望むか等を、日頃から繰り返し話し合うこと
(=ACPの取組)の重要性を強調

   3 本人が自らの意思を伝えられない状態になる前に、本人の意思を推定する者について、家族等の信頼できる者を前もって定めておくことの重要性を記載

   4 今後、単身世帯が増えることを踏まえ、「3」の信頼できる者の対象を、家族から家族等 (親しい友人等)に拡大

5 繰り返し話し合った内容をその都度文書にまとめておき、本人、家族等と医療・ケアチームで共有することの重要性について記載




posted by 宇都宮宏子オフィス at 17:07| アドバイザー事業の活動日記

2018年03月19日

第20回 在宅医学会のご案内 みんなで集まり語りませんか!

おはようございます!雨の京都です。
今日は、京都府北部、京丹後市峰山で研修会です。
ちょうど、2012年に京大病院退職後、看護協会理事として、2年程ご一緒してきました。
その頃から、丹後保健所企画調整室の川口さん、蒲田さん、二人の保健師が、中心になり、丹後圏域での地域包括ケアを推進事業の一つとして「病院から暮らしの場への移行支援強化」のためにいろいろ事業展開しています。

 丹後保健所では、管内にある6病院の病院機能をふまえ、退院支援フローチャートを地域で共有、地域包括支援センター・ケアマネ・訪問看護・かかりつけ医等、在宅支援チームと、病院医療者が、入院早期から連携・協働して「おうちへ帰ろう」を実現しようと、実践・評価を繰り返しています。
 今回は、『医療と介護の連携推進研修会』として第1回の本日は病院ナース・退院調整部門職員を対象に、講演と6病院からの現状・課題を報告いただき、ディスカッションです。
第2回目は、6月2日、在宅支援チームと合同で、講演と事例振り返り検討会を行います。

府のバックアップも受けながら、市町の保健師が、地域をつなぐ役割を果たしてくれています。いいですね〜!

皆さんにご案内です!
4月29〜30日 グランドプリンスホテル新高輪
 
『第20回記念大会 日本在宅医学会』が開催されます。

大会長川越正平先生、大会テーマは、

 『いのちと生活を支える医療介護多職種チームの使命〜病院・行政・市民とともに取り組むまちづくり〜』

わたしはシンポ2で座長、そして「Meet the Expert」に登場します。どのセッションにも参加したくて、プログラムとにらめっこですね(笑) もちろん懇親会にも参加します!

大会HP

http://www.20zaitaku.com/

退院支援ナース・MSWの皆さん、そして「医療介護連携事業」に取り組まれている皆様、全国の在宅医療の仲間たちと一緒に学び、議論しませんか?

事前参加登録が3月28日までです。

病院の方々にとっても、切実な課題やテーマを多数取り上げております。
東京品川で、皆さんとお会いできること、楽しみにしています!


  桜も膨らみ始めた京都から・・・




posted by 宇都宮宏子オフィス at 09:15| アドバイザー事業の活動日記